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1.臨床試験課題名
21世紀型厚生省医療開拓推進研究事業
「虚血・再灌流における心筋保護に関する大規模無作為薬剤効果比較試験」
(略名)
J-WIND (Japan-Working Groups of Acute Myocardial
Infarction for the Reduction of Necrotic Damage)
2.臨床試験の背景
わが国における心疾患による死亡数は全死因の第二位を占めており、 その抑止は医学的のみならず、社会的急務となっている。心疾患の
中でも急性心筋梗塞は、急性心臓死および慢性心不全死を引き起こ すため、これまで精力的な研究が行われてきた。その結果、急性心
筋梗塞の治療として緊急インターベンション及び血栓溶解療法が開 発され、その救命率が格段に向上した。しかし、心筋梗塞急性期の
救命率向上による新たな医療課題が浮上している。すなわち梗塞に よる心筋壊死のため、梗塞後の心機能が低下することにより慢性虚
血性心不全症例が急激に増加している点である。かかる症例は5年生 存率が50%と低いうえに、QOLが低下した症例が多いことから、梗
塞後心不全に対する対策が急がれている。梗塞後の心機能低下は梗 塞サイズに比例することが知られており、梗塞サイズを如何に縮小
するかが重要な課題となっている。再灌流を得ることが梗塞サイズ 縮小の最大効果であることは明らかであるが、さらに再灌流時に引
き起こる再灌流障害を最小限に抑えることができれば、梗塞サイズ 縮小に貢献することが十分期待される。しかしながら、世界的スタ
ンダードとなる治療法は未だ確立されていない。近年、動物モデル を用いた梗塞サイズ縮小効果における基礎実験に基づき、ニコラン
ジルおよびANPによる梗塞サイズ縮小効果が報告されている。かか る基礎研究は日本が欧米をリードしている分野である。
3.試験の目的
本試験において、ニコランジルおよびANPにおける梗塞サイズ縮小 効果を大規模無作為試験により検討し、新しい心筋保護療法の開発
を目指す。さらに梗塞発症後に投与する薬剤をデータマイニング法 にて解析することにより、梗塞後の治療最適化を検討する。
4.試験実施体制
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